news | 2019.09.22

映画「コンペティション」

9月2度目のせっかくの連休も、長崎は生憎の台風通過コースになってしまい、お出かけを予定されていた方は断念された方も多いのではないでしょうか?皆さまに被害の出ないことを祈っております。

さて皆さんはアニメ「ピアノの森」はご覧になりましたか?森に捨てられたピアノをおもちゃ代わりにして育った一ノ瀬海が、過酷な境遇にも負けず、師との運命的な出会いを経て、ショパンコンクールで世界に挑む姿を描く感動の物語なのですが、森のピアノのくだりはともかくとして、コンクールの部分はかなりリアリティのあるストーリーで、若かりし頃 某国際コンクールにもチャレンジしたことのある館主は、コンテスタント達の心情が手に取るように解り、観ていて心が苦しくなるほどでした。

この「ピアノの森」を観ていて思い出したのが、私が小学生の頃に映画館で観て、残像的に私の心に残っている映画「コンペティション」。ピアノコンクールを題材にしたドラマのハシリとも言える1977年のアメリカ映画で、主人公はピアニストを目指しながらもなかなか日の目を見ることなく、生活のために小学校の音楽教員をしながらも、年齢制限のため今回が最後となるコンクールに挑戦するというストーリー。主人公が本選で弾くのはベートーヴェンのピアノ協奏曲「皇帝」。御多分に洩れず、同じくコンクールを受ける優勝候補の1人でもある恋人との、ライバル心と愛情とのせめぎ合いに悩んでみたり…。

また観てみたくなりネットで探したところ、日本語字幕付はVHSビデオの中古品しかなく価格も1万数千円もするではあーりませんか。そりゃいくらなんでも…ってことでさらに検索してみたら、本国のDVD版なら2千円弱で入手可能と判明。早速注文したら2週間ほどでアメリカから届きました。この連休中に観てみようと思います。

 

 

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